八日目の蝉 をようやく読んで観て

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「え、のりさん。小豆島に来たんやし そりゃ観ないと!」

と、先日松山から遊びにきてくれた友達を中山の農村歌舞伎座に案内した時に言われ、ええ、そうですよね。思ってはいたんですけどね。というあまり積極的じゃない返事をした後、たまたま図書館で原作が強調されるように置かれていたのでこれはいいタイミングだと思い、まずは本から読んでみました。

まず初めの率直な感想は・・。本当に何の予備知識もなく、ただ「小豆島で撮影されたらしい」っていうことしか知らずに読んでみると、なんともキっツい内容。特に女児を持つ母の立場としては、いちいちリアルに置き換えて考えてしまう。誘拐してしまった方になっても、された方にしても、子供にしても、はたまた諸悪の根源であろうと個人的に思う男の人の立場に立っても、なんともキツい。

そもそも、生後まもない子供を鍵をかけずに一人で置いて外出なんてできるか??それが本当にそもそも間違いやろ!!! と終始考えてしまいました。

それでも原作は色々心の動きや時系列が細かくて、入り込んでずんずん読み終えてしまいました。特に小豆島に来てからは、特に身近になってさらにおもしろい。同時に、とてもきれいな場所で、子育てするのに理想的な環境として描かれていたので、引越ししてきた立場としては嬉しくなりました。「鏡のような海」という描写が何度も出てきて、本を読んだ後海を見るたびにその言葉を思い出してしまいます。

と、本を読み終わるとやっぱり映画を観たくなる。特に小豆島のどういう場所を映してるのかが気になります。

本の内容は大幅にカットされたり結末が違ってたり、冒頭から誘拐犯と誘拐された女児の立場、両方をみせていったりと 色々変えられてはいましたが、映画は映画でおもしろかったです。そしてやっぱり小豆島に来てからはこっちのテンションも上がり。 映画の方が小豆島での時間を強調して描いてる印象でしたね。小豆島のプロモーションとしてなんともってこいな映画なのでしょう。と、最終的にやっぱり宿泊&観光業的な感想になってしまったのだけれども。笑

さぁ、これで八日目の蝉を観て来たんです~♪ というゲストを迎え入れる準備万全!カモン!!

P.S. 初めの写真、寒霞渓からの風景ですが、この二人の向こう側にセンゲストハウス 見えますよーー!!